古い記憶の中の駅が、これほど探しても見つからないのは、その駅は新しい駅舎に建て替えられて、旧駅舎は国立駅のように取り壊されて現在は存在しないからではないだろうか?
そう思い条件に合う駅を探すと、武蔵五日市駅がまず思い浮かぶのである。
最近、武蔵五日市の旧駅舎について、検索していると以下のページを見つけた。
日本の鉄道→五日市線
武蔵五日市の旧駅舎の写真が掲載されている。(既に閉鎖されているページのようであるがまだ閲覧はできる)
新駅舎がすでに営業しているが、旧駅舎も残されているころの写真のようである。
新駅舎に続くアーチ状高架の隣に残っている旧ホームの写真がある。
この写真に目が釘付けになった。平成元年~2年頃の古い記憶の中の駅に非常に近い気がしたのである。
さらに、今日、検索しているとこのようなページを見つけた。
レールの輝き・車輪の響き→武蔵五日市駅新駅舎開業の様子
平成8年7月6日の武蔵五日市の新駅舎が開業時の様子である。
このページにも、2番目の写真にアーチ状の高架とともに旧ホームが写っている。
この写真には、駅名標も写っている。その日、この駅名標を見たのだろうか?
「むさしいつかいち」 と平仮名で書かれている。
むさしいつかいち と詰めて書かれていて、読みにくい。特に「い」の左側は「し」と読め、その時は一瞬見ただけでは読みとれなかったのだろう。という話は以前記事に書いた。
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その日のこと3
「あの駅は一体、なんという駅だったのだろう?」という疑問が記憶の中に残ったのかもしれない。その後、その駅に行ってみたいと思ったのは、ただ、駅に行きたいと思ったからではなく、あの駅の駅名が何だったのだろうという疑問が蘇ってきて、その疑問を解消したいという意味があったのかもしれない。
2006.10.14 国立 (東京都 国立市)
取り壊しが決まった国立駅舎。白い壁で囲まれている。