平野駅に行ってきました。
平野駅は能勢電鉄の駅です。
平野~一の鳥居間には三ツ矢サイダーの発祥の地や旧線の廃線跡があります。
前回の訪問(マイブログ記事へのリンク)→
平野2008.8 平野 (兵庫県川西市)
橋上駅舎である。
まず、三ツ矢サイダーの発祥の地に行ってみました。
昔から線路からもよく見えていました。
三ツ矢塔
説明文
「三ツ矢塔
天然炭酸ガスを捕集するために、源泉を吸い上げ、これを噴霧状にし、四段の濾過槽を通して収集しガスタンクに入れ圧力を加え液化してボンベに充填しました。
この炭酸ガスは、三ツ矢サイダーの製造に使われました。
この塔は長い間平野のシンボルとして親しまれてきたもので、現在の塔は2001年(平成12年)に移設復元したものです。
アサヒビール株式会社」
移設前は、もう少し一の鳥居側にあったようである。
御料品製造所
説明文
「御料品製造所
明治30年(1897年)三ツ矢平野水は宮内省から東宮殿下(後の大正天皇)の御料品に指定されました。
この建物は、皇室及び各宮家へ納入する御料品を製造するため、明治45年(1912年)特に建築されたものです。
アサヒビール株式会社」
三ツ矢サイダーの碑
説明文
「ここ平野は三ツ矢サイダー発祥の地であります。そのもとは、源満仲(九一二~九九七)が当地に湧き出る鉱泉を発見したと伝えられる。(以下略)」
歴史がある。
三ツ矢サイダー発祥の地を降りたところに踏み切りがある。
踏み切りを渡ると旧線の廃線がある。旧線といっても急カーブをショートカットするように改良したもので、現在の線路を迂回するわずかな区間である。
踏み切り
警報機が付いた踏み切りがあるということは人が多く通るのだろう。
小鉄橋
左側が人が通れるようになっている。山に登る道として使われているようである。
その先の廃線跡
小鉄橋を渡り、右手にいくと現在の線路を迂回し合流する廃線跡となるが、草が高く入りこむのはやめる。
小鉄橋を渡り戻る。
一の鳥居側の合流する地点
ちょうどコンクリートが切れているところを通って、合流していただろう。
上り電車が通りすぎる。
小鉄橋付近
振り返って小鉄橋を望む。 今後もこの小鉄橋は残るのだろう。
(横沢入りの戦車橋を思い出した)
旧線への入口
小鉄橋とは反対側の合流地点である。こちらからは行くことはできない。
この曲線の改良は単行から連結運転するときに改良されたもののようでかなり古い。
三ツ矢の塔
三ツ矢の塔を後にする。(右下に見える緑色のものは上の写真に写っているフェンスである)
車道に出て「一の鳥居駅」側に歩くと鉄橋がある。
鉄橋
現在の鉄橋は川と車道の両方を渡っているが、旧線の鉄橋は川だけを渡り、車道には踏み切りがあった。 この改良は複線化によるもので先ほどのものより新しい。
旧線跡
平野側を望む。現在の線路は、写真右側から左上に方向に上がり鉄橋に至るが、旧線は右側から写真中央に降りてきて、手前の川を旧線の鉄橋で渡っていた。
しばらく進み現在の鉄橋の下をくぐる。
旧線跡
旧線は車道を渡り道路の左側に出て、ちょうど現在道路工事中の看板のあるところに道路に沿って線路があった。
しばらく進む。
旧線跡
道路の左側の工事中のところに線路があった。
旧線跡
平野方を望む
左と右の山に鉄橋が架かっている。右の山にはトンネルがある。現在の線路は鉄橋を渡ったあとすぐにトンネルに入る。
旧線跡
平野方を望む
しばらく進むを現在の線路はトンネルを抜ける。中腹に線路がある。一の鳥居駅に至る。
能勢電鉄旧線の廃線跡まとめ
・妙見口~ときわ台間
妙見口6