西尾砂利線とは、現在、五日市郷土館で開催されている五日市鉄道の企画展の展示物にあった「拝島停車場平面図」(個人所有)に描かれていた線路です。
この西尾砂利線についてWebを検索してみましたが、何も出てこないようです。
実在していたかもわからない謎の線路です。
拝島の砂利線につきましては、H.Kumaさんが下記のような詳しいレポートを公開されています。
拝島の砂利線(東京市財務局線)
この砂利線は拝島駅の青梅よりの現在の駐車場付近から引かれているようです。
しかし、西尾砂利線は拝島駅の立川よりから青梅線から分岐し五日市鉄道の線路と交差するように描かれているのです。
拝島停車場平面図(青焼きコピー)には、五日市鉄道の現在営業線が黄色い線で描かれています。そして、五日市鉄道の変更予定線が赤い線で描かれています。西尾砂利線は図面に元々描かれている線路のようです。この図面の目的は、五日市鉄道の線路の変更を検討した際に描かれた図面のように想像しています。
そして、西尾砂利線は、五日市鉄道の線路が引かれる前に既にあった線路のようです。
五日市鉄道は、この西尾砂利線を跨ぐために拝島駅付近に周囲より高い築堤と小鉄橋を作ったのかもしれません。そして、この西尾砂利線と交差しないような新しい五日市鉄道の線路を計画したのかもしれません。
”西尾”という名前の由来についてはもちろん不明です。実在していたかすら不明ですが、もし実在していたら・・・ということで調べてみました。
以下は想像にすぎません。
2007.2.17 西尾砂利線 :拝島(東京都 昭島市)
拝島停車場通りから入る小道
上の写真の位置から反対側を望む。拝島停車場通りを渡り、住宅の中に入っていく小道がある。
小道を拝島駅方にさらに進んでいく、拝島停車場通り側を望む。
さらに進んでいく、拝島駅側を望む。五鉄通りとの交差部。かつては小鉄橋があったところ。
五鉄通りを渡り、反対側を望む。
さらに進んでいく、拝島駅側を望む。緑街道とその先に青梅線の線路が見える。
緑街道を渡ると青梅線の線路がある。留置線になっている。
さらに進む。曲がると線路に合流できるようである。カーブの初めはもう少し手前からあったのかもしれない。
2番目の写真に戻り、拝島停車場通りを渡った先。この先は小道が続くが、先でクランク状になっており辿るのが困難になり不明である。
この先、新奥多摩街道、奥多摩街道を渡り、拝島四小辺りから多摩川河川敷に出ていたのだろうかと想像している。
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西尾砂利線について、何か情報をお持ちの方は教えてください。