武蔵五日市に行ってきました。
天竺山に眠るトロッコレールを探しに。(
前回の続き)
尾根に到達してしばらくすると左手にコンクリートの塊が見えた。
木が切り払われた斜面を降りていき写真をとる。
さらに近づいて見ると、石を採掘した跡があり石切場の跡のようである。
天竺山の東側にある伊奈石の石切場とは別にここにも石切り場があったのである。阿伎留城を紹介するHPで書かれた竪堀状の地形とはこれのことだろう。
この石切場にはコンクリートの構造物やブロックのようなものがあったので、採掘時期は東側のものより新しいかもしれない。この石切場からトロッコで麓まで運ばれたのだろうか?
周辺を探してみたがトロッコレールはみつからなかった。倒された木や草の下にあるのかもしれない。もう少し斜面を下って調べるべきであったかもしれない。
武蔵五日市に近い側の頂上を目指してさらに登ることにした。頂上付近には祠があった。
もう少しでピークに到達できる。そのときであった。
「ゴロゴロ!」と雷が鳴った。やばい。早く降りなければならない。ここで引き返すのは非常に残念ではあるが、雷に打たれて命を落とすかもしれない。すぐに雨も降り出すだろう。急いで降りようとしたとき、足もとが滑って山道を2~3mほどすべり落ちる。急ぎすぎるのもよくない。 帰り道に迷うところがあったが尾根からの分岐を見つける。
中腹まで降りたとき「ゴロゴロ!」また雷がなった。やっとの思いで麓に降りた。
麓にあるカフェ&ギャラリー三内ハウスに入ってみた。なかなか雰囲気のよいお店であった。今年の1月にプレオープンしたばかりでまだ、未完成ということであった。
三内ハウス
三内ハウスの店内
少しして、雨が降り出してきた。先ほどの出来事が嘘のようにゆったりとした時間を過ごした。
店の前の木が切り開かれているのは、野外ステージができるそうである。ギャラリーも作られ、今後、そのようなアート関連の拠点になっていくらしい。
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三内ハウスのホームページ
また、ボランティアの手によって周辺の山道の整備もされている。私が道に迷わずに済んだのは、道標や山道が整備されていたおかげである。雨が止んできたので店を後にする。
線路沿いの小道から三内ハウスへ道標
踏み切り近くの三内ハウスへの道標
旧線の廃線跡
高架化される前の旧武蔵五日市駅方面に行く廃線跡
再び小机坂方面や三内川周辺を探索したがみつからなかった。ある駐車場に枕木が積まれていたがトロッコのものとは違うだろう。また、小机-横沢林道に少し入ってみたが、再び雷が鳴った。
今日は、引き返して帰ることにしよう。
武蔵五日市駅